劇場版ヒプノシスマイクDHBBを観てきました

一面と三面、両方です。

現地+配信→劇場版→円盤発売のこの流れ、ぜひ続いてほしい~。

 

もちろんハマりたて新参者ってのもありますが。3DCGライブで改めて実感したのですけど、レーザーライトっていうんですかね、演出で使用するあのビーム、当然客席側に向けられるときもあるんですけど、なるべく目を逸らしてたのに結構目に入ってきてしまっていたみたいで、この前の3DCGライブでは気持ち悪くなってしまったので。

ヒプステも映像を何個か見ましたが、たぶん耐えられなさそうなのが。9thライブや次のステも一度は現地に足を運んで生で見たいなって気持ちもあるんですけどね~。体調面を考えると画面越しで席に座ってみていられる方が良いかも…。

 

ヒプノシスマイクだから、とは関係なく、3面スクリーンは人生初。これを逃したらもう一生縁がないかも…と思って、もともと通常版と合わせて2回は鑑賞するつもりでした。

 

結論から言えば、3面は超良かった!おかわりしたい!

 

通常版は円盤こんな感じになるのかなってくらいだったのですが、3面は全景1面+俳優さんのバストアップ2面の場面が多く、なかなか見ることができない表情の細かい部分まで見ることができてこの時笑ってたんだとか、この時悔しそうにしてるとか、おそらく現地でオペラグラス持って行かないとわからない部分が全員分わかるって豪華だな~と思いました。

あとは個人的にラップの歌詞の表示が凝ってるのに、円盤の方だと俳優さんばかり映していて(いやそれで正解なんですけど)、せっかく文字だとか演出こだわってるのに、これは現地じゃないと見られない部分なんだな~と少し残念だったのですが、それが一面使って大きく見ることができたのもとても良かったです。本当、特典映像とかで別に欲しいくらいでした。ラップ、基本早いので聞き取りにくいし…。

 

逆に言えば、3面の利点を活かせるのはこういった舞台やライブ系のみで、普通の映画では使いにくいだろうなと思いました。映像より、音響を良くして雑音になりがちな部分をきちんと音にする方が質が上がるかも。

 

舞台の内容の話。

原作のドラマパート3つくらいをうま~く再構成したお話でした。とはいえ、基本的にはドラパ内のラップの歌詞や原作バトル曲の軽快な感じが好きなので、楽曲としてはずいぶん殺意高めにかっこよく仕上げたな~って感想。

ただ、再構成したからこその、ブクロオオサカの不協和音は舞台ならではの楽曲ですごい良かったです。ドラパだと予選の様子あっさり流されちゃうので。

 

ラップは三郎vs零の三郎パート、「一兄は僕を育ててくれた、次郎はずっとそばにいてくれた」の歌詞で涙が出ました。原作もARBも三郎は次郎のこと低能だのバカだの散々な言いようで、まあそれが兄弟で遠慮ないからこそってのはわかるんだけど、でもすごい言い様だなって若干引いてたので…。(アニメも履修中だけど、今のところ褒めてる場面は見てない)

中学生に家族とは?って問いかけてずっとそばにいてくれたって答えが返ってくるの、つらい。

 

演出は簓と蘆笙全般。前半は掛け合いが本当に面白くて終始笑っていて、だからこそ蘆笙がどもる場面に胃がキリキリする…。きっとコンビで組んでた頃のお客さんってこんな気持ちだったかも。後半の戦いは最後、ヒプノシスマイクを解除して本音でぶつかり合っているところが良かった。ここは原作よりも舞台の演出の方が良いなって感じた。もう一人のチームメンバーである零がヒプノシスマイクの開発者だからこそ、この演出がさらに感動するというか零が本来望むヒプノシスマイクの使い方だったのかもしれないとか、ヒプノシスマイクを兵器として利用する中央区への皮肉が効いてるとか、色々と考えてしまう。

 

一郎vs蘆笙・簓は原作よりさらに殺意高めにバチバチに戦っているし、戦闘後も相容れないみたいな雰囲気なんだけど、このあと一郎と蘆笙はブラックマターオクトパスインフェルノを作る仲になると思うと微笑ましい。呼び方もこの人→ツツジモリさん→ロショーさん、バスターブロスの山田一郎→一郎君に変化していってるんだなと改めて。

 

でも別に仲良くなったからってバトルで手を抜く理由にはならないし。

3rdDRBの開催決定したときに、ネット上でリーダーズが和解したのに戦う意味ある?って意見があって、まあ確かに舞台設定的には反旗を翻すところなんだろうけど、別にスポーツ漫画みたいに戦うときは戦って、プライベートでは仲良しでいいんじゃないの…?って思いました。まあどういう形式になるかは蓋を開けないとわからないけど…。

こういう意見が出るのも、運動会で一等賞を作らないみたいな風潮の延長なんですかね。最近はテストの点数と学年順位も個人情報だからって張り出さないらしいしね。

 

劇場版だと、円盤の特典映像みたいに俳優さんが最後観客への挨拶をしてくれるのですが、簓は3面スクリーンならではの挨拶をしてくれて感動。

というか、声優の岩崎さんも俳優の荒牧さんも、とても簓になりきってくれてて、すごい良い人たちに演じてもらえているな~って思いました。

特にtrack3の特典映像のインタビュー見て、荒牧さんと里中さんはできればキャスティング変えないで欲しいな~って思いました。

 

円盤も初回限定盤を予約したので、劇場版をおかわりしたい気持ちとはまた別に、今から配送通知がくるのが楽しみです。