ヒプノシスマイクにハマりました

どついたれ本舗の躑躅森蘆笙推しです!

 

す~ごい絶妙なキャラだよね。

高校数学教師で頭良いのに、騙されやすい。

占いは嫌いだけど、自己啓発系は手を出す。

天然だから、板を降りた後は簓とどっちがボケかツッコミかわからなくなるし。

でも履修媒体からキャラがブレてるって思わないから、一本芯通ってるんだよね。人を信じるを限界まで煮詰めたらただのアホから一転、魅力的になるのだろうか。

 

あゝオオサカのあがり症、蘆笙には申し訳ないけどあれで一目惚れでした。うわ~、何だこのキャラ、全然媚びてない漢!って感じの声なのにかわいいぞ!?

 

とはいえ、私が一番やられた~!って思ったのは、自分のことを無意識のうちに見下してて、コミカライズ版だとドラマCDの数倍酷い扱いされてるし、それがあがり症に繋がって、板から降りて数年経過して先生やってる今でもその後遺症に苦しめられてるのに、簓のことを憎いとか羨ましいとかじゃなくて、尊敬してる人だって真正面から言い切れること。

 

器が大きすぎる…。

あなたはもう立派な「漢」だよ…。

 

ていうかこんなの、簓でなくともメロメロになっちゃいますね。ARBとか、特にコミカライズだとより顕著だけど、蘆笙が板の上の簓を思い出す台詞や場面が多いのに対して、簓は相方を強調するわりに、友達というか親友というか…そうやって何気ない日常の台詞や場面を思い出すことが多いのもな~。あがり症が治ってないってことはいまだ苦い思い出だろうに、蘆笙は本当に簓を尊敬しているんだなってわかる。

逆に簓は蘆笙のこと人生の伴侶だと思ってるのか?ってくらいの重さだなーと思います。そのくらいの重さがないと、もう一度組んでなんて言えないか。

この二人に関しては、ある程度公式も狙ってこういうキャラにしてるんだろうなとは思います。そういう系のコンテンツだし。

 

ヒプノシスマイク、ちらちら知ってはいたのですが、どうも設定がフワフワでうーんて感じだったのですが、どついたれ本舗は後発組だからか、まあまあ世界観が無理なく反映されているというか。

簓は歌詞やコミカライズ、ARBでチラッと出てくる部屋からも高層マンションの夜景が見えるような一等地に住んでいる。逆に、私立高校教師の蘆笙は単身用アパートに住んでいて、副業に手を出そうとしていた。

これ、男が女より重税であるって世界観の設定が上手く生かされてますよね。簓がどれだけ天才で売れっ子なのかって一発でわかる。あとはなんだかんだで、他のメンバー(山田兄弟でさえも)が、みんな稼ぎ良くてお金持ちなのも理解した。ディビジョン代表メンバー18人中だと、蘆笙って実は稼ぎが一番少なくて貧乏なのでは。

ただ、やっぱり女尊男卑の世界、中央区以外は領土争いしてるってのがイマイチ生かされてないというか。学校の教育方針も男女平等っぽいし、オオサカが地方ディビジョンだからではなく、東都も別に市民間だと普通なんだよね。治安が悪そうなのは、治安悪いメンバーが主人公だからだし。領土争いしてるわりに、蘆笙が親戚の子をヨコハマ観光に連れて行ったり、簓や十四は東と西を行ったり来たりで活動・仕事してたり。本当は検問所とかがあるのかな?そのへんが謎。

そして何より、中央区を倒したい明確な動機が、今のところ左馬刻しかないのかな?乱数は生きたいが第一で、できれば自由にって感じだろうし。全員集合楽曲の感じを見ても、一致団結して中央区を倒すが最終目標なんだろうけど、イマイチ倒す理由が弱い気がするんですよね~。話の畳み方は気になるところ。

 

YouTubeの自動再生であゝオオサカを聞いてハマる→どついたれ本舗の曲とドラマパートを聞く→ネットの海でどついたれ本舗の履修に必要なものをある程度目星つける→コミカライズD.H.・B.A.T.を読破(1巻は限定版を購入)→ARBしつつライブDVD見てる(今ここ)

 

ドラマパート聞いてるとふ~んくらいだったけど、コミカライズ読むと簓すごい嫌な奴に見える。し、零がなんだかんだでお父さんしてるな~と思う。

母親の言いなりになっていたのが嫌で自分で進路決めてお笑い目指して、そしたらそこでは簓の言いなりになって…。先生になることは母親に敷かれたレールの延長戦だろうけど、一度そのレールから外れたことによって蘆笙が自分の手で選んだ未来となり、かつ誰の言いなりにもならず、自己研鑽して生徒の夢のお手伝いをすることに自らの幸せを見出すという、スピーカーが学校由来の物になるのも納得。

もちろん、簓は「蘆笙にとって」その態度が相性悪かっただけで、左馬刻とは相性が良かったので、別に嫌な奴ではないのですが。ただ、コミカライズ読むと左馬刻に対しては蘆笙があれほど欲しがってた対等な関係を築けているので、やっぱり蘆笙は力不足だったんだなーと思う。

 

簓+蘆笙、それに零という、2+1という構造が雰囲気としてあるものの、蘆笙はARBの零評はさんざんだけど、なんだかんだで尊敬する人を明かしてるし、一番の望みであった簓と対等にいることを是として背中を押してくれた恩人だから、たぶん考えてるほどそういう構造ではないんだろうなと思う。

簓と零は人を思い通りに動かすって部分で気が合いそう。ある程度割り切って付き合ってそうだよね。零は蘆笙のことかわいがってる感あるし、蘆笙は蘆笙でなんだかんだ零に懐いてる感じがある。案外、簓と蘆笙でもう一波乱ありそうな感じ。

A(s)BAは普段不法侵入だのなんだのって一緒にふざけてる簓には発破をかけて、普段は揶揄って弄ってる蘆笙には話をきちんと聞いて正解を自分で考えさせつつも背を押してやるっていう形が…零…イケおじ…!こんなの惚れるわ。もちろん、その裏には目的達成のためっていう冷静な部分があることは理解しつつ。

 

簓が目をつけられたことや目的のために動かしたいのは真正ヒプノシスマイク絡みもあってなんとなくわかるんだけど、オオサカ生まれオオサカ育ちオオサカ就職で私立教師だから公務員でもなく異動もなさそうな、中央区との因縁が全く見えない、あがり症患ってラップバトルにも不利そうな蘆笙を、なぜ零が目をつけたのか、蘆笙を動かすことが零の目的にとってなんのメリットがあるのかってのは気になるところ。

この辺、他のチームの結成話とは訳が違うんだよね。物語の根幹に関わりのある零が、わざわざ蘆笙のことをチームに組み込もうとして騙してたわけだし。

 

この微妙なバランスで成り立っている、でもバランスがとても良く感じる、どついたれ本舗。楽曲も明るくて良いし、キャラクターも魅力的で好きだなーと思いました。

もちろん、先の4チームにも魅力があったからこそ、追加キャラクターが出せるくらいにコンテンツが成り立ってくれたので、マイペースながらも、現在でも履修できるものは全チーム分、履修したいなと思っています。