正確にはまだしてる最中だけど。
このゲームすっごい雰囲気いい。おすすめ。
ゲームは「ぼくのなつやすみ下品で口汚い青年版」という感じです。ミニゲームも充実してるけど、それに絡めたイベントが面白い。
ただひたすらメインを攻略する人には向かない。ゼル伝のムジュラの仮面、ぼくのなつやすみ、ニーアレプリカントなんかが好きな人はハマると思います。
ムジュラやぼくのなつやすみほどの作りこみはないものの、会話してるかどうかで次に会う時の台詞やイベントが変化するし、ニーアレプリカントのようにサブイベをやってくことでポッサムスプリングの世界観がわかってくる。さらに短編2つをプレイ(本編後のお話)をしたあとだと、思わず本編をやり直したくなってくるような小ネタが挟まれます。
本編と絡めてなくても、ロンゲストナイトみたいな地味なゲーム(褒め言葉)好き。
攻略情報が全然ネットにないので、数少ない攻略情報載ってるページには大変お世話になりました。結局デーモンタワーは4階層目で詰まってるし、ハロウィンの曲が難しくてフルコンできてないのでノート埋まってないんだけど。実況動画は苦手だから誰か無言でひたすらデーモンタワーをクリアする動画上げてほしい。音ゲーは頑張る。
私がこのゲームをできる範囲でやり込もうと決めたのは序盤のメイとグレッグの会話。
「あとで遊ばない?」
「いやあ、今日は家族とご飯の予定があるんだ」
「それっていいこと?嫌なこと?」
「…」「社交的なことな」
家族とのご飯は社交的なことって言い切るこのゲームすげーな!
ここでようやくこのゲーム大人向けだなって感じました。かわいい動物を使って大人になりきれない大人を描く子供向けゲームかと思ってたんですけど…。
お父さんの幸せと労働への価値観を語るお父さんの台詞も結構心にくる。そしてここでサブイベを回収してかつ、必須じゃないテキストを隅々まで読むくせをつけると過去から現在、そして未来へと意志が受け継がれていくことが実感できるようになっていてそれがまた熱い。いや、イベント自体は淡々としたものなんですが。
主人公のメイは口汚くて破天荒なところが目立つものの、うまく表に出ないだけで良い人・優しい人と感じる言動が頻繁にあるところが嫌いになれない。特にビーとのイベントを進めると強調されてるような気がする。それだけに厳しい展開が多いけど。
終盤の展開は急にオカルトになりますが、まあそんなもんなんだなと割り切ってプレイしました。個人的にここが唯一、気になる人は気になる点になるかと。しかもオカルトになるのに答え合わせをきっちりせずにプレイした本人に補完させるスタイル。
それぞれがそれぞれの正義を胸に、正解を目指して行動してる。けどそれが本当に正解かどうかはすぐにわかるものじゃない。明日かもしれない、明後日かもしれない、一年後かもしれない、もしかしたら何十年、何百年たっても正解じゃないかもしれないし、不正解かもしれない。でも今、この場での正解を目指して生きているというのがこのゲームをプレイしての感想。
私はPS4版でプレイしてますがロード全然気にならないので持ってる人はぜひPS4版でプレイしてほしいです。switch版もありますが、ロード地獄みたいですね。
町の探索は毎回4~6回くらいロード挟みます。ミニゲームが絡むサブイベやメインイベントは当然ロード挟むし…。短いからあまり気にしませんでしたが、回数自体は多いのでロード地獄だとイライラすると思います。