ネタバレあります。ちなみにプレイした人は買った方がいいです。ゲーム本体とこのBDだけでオートマタについては前日譚、物語中の補完、後日談をカバーできますので。
個人的に美術記録集と設定攻略資料集は今は他にお金の使いどころないって人が買えばいいんじゃないかなって思います。そこに載ってる短編集は「短イ話」っていう小説にまとめられるらしいですしね。
場内アナウンス、公演日によって全部違ったんですね。A2と9Sの開演前アナウンスが好きです。あの内容を狂ったように言えるって声優さんは凄いなあ…。
顕現シタ異物が一番好きです。工場勤務なので、廃材置き場だとか少し足場が狭いところだとかにサンプリングの為に通ったりするのですが、頭の中で毎回このBGM流しながら仕事してます(笑)
RPGだからいつプレイしてもいいや~って感じで、気になるタイトルからのんびり消化していましたが、ニーアに関しては見誤りましたね。こんなに早く、しかも色々なところとコラボだったりグッズだったり展開していくとは思っていませんでした。波に乗り遅れた感あります。
朗読劇は泣きながら聞いてました。9Sが2Bとの記憶があるから「僕」がいるのだと、記憶ごとウイルスを除去すれば生き残れるのにしないとか…。Cエンドは9Sが生き残っていると考えていましたが、これだともう2Bに会えないので実質9Sも死んでしまっていることになるんだなーとか思いましてね。Dエンドで箱舟に乗らず、2Bに会えるあのルートがあの時の9Sにとっては一番幸せだったのかもしれないです。一番幸せなのは2Bが漁師になるエンドでしょうけど。9Sはそのままついていきそうだし(笑)
前世?というかプロトタイプというか、一番最初の9号も2号が気に入ってて、2号は9号のことを殺しているんですね。A2も9Sを何度も殺しているし、2Bも9Sを何度も殺している。悲しいなあ。
2Bが死んでタイトルロゴが出てきたときは初見ではどういうことかイマイチわかっていませんでしたが、エイリアンが滅んでいることが表に出ても、アダムとイブを倒しても、真実に到達できる9Sを2Bが殺してしまったら、物語が進まなかったということなのでしょう。似たような任務を、ヨルハが滅びるまで延々と繰り返すだけ。物語を進めない役割が2B(同じ2号なのでA2もそうだと思う。積極的に9Sを殺さないというだけで)で、機械生命体を滅ぼすにも、滅ぼされるにも、和平を築くにも、とにかく物語を進める役割は9Sが背負っていたということでしょう。9Sのエンドってアンドロイドは全滅したエンド多かったですしね。
それだと9Sを生き残らせたときに2Bは自分の役割を放棄していますし、CエンドのA2もそうなので、Eエンドのポッドたちと同様、自我があることになるのではないでしょうか。9Sは死ぬという選択肢を取ることで物語を進めるという自分の役割を放棄していますし、それもまた自我があるということで。再起動後は希望が持てるのではないかと。
自我が芽生えるって最初からあるじゃん!って思っていましたが、「役割を放棄してでも私がやりたいようにやる」ってことがこのゲームでいう自我なのだと思いました。感情があっても行動できないときってありますしね。
そして、役割を放棄しても自分を受け止めてくれる人が「家族」で、そういう人をこのゲームの中の人たち(アンドロイドですね…)は求めていたのでしょう。